なつかしの駄菓子とおもちゃ

コラム

”ビー玉、ベーゴマ、フーセンガムにニッケ”なんてどっかの歌詞にもあったけど、今回は「懐かしの駄菓子とおもちゃ」というよりその店と背景のお話になります。

初老と呼ばれる人にとって「おもちゃと懐かしの駄菓子」店は、かど店の駄菓子屋をまず思い浮かぶのではないでしょうか?
今では町の店に多少懐かしの駄菓子は売られているようですが、住宅地の路地通りにお店がないのは寂しいものです。よくある話ですが、100円あれば十分、200円あれば豪華だった気がします。

次に思い浮かぶのは、学校の通学路にある文房具店。ここには駄菓子というよりおもちゃ屋の方が強く思えますね。店の半分はプラモデルで、到底消せると思えないスーパーカー消しゴムにスーパーボールのくじ、当の文房具は最低限の量でした。こんなこと言うと歳が分かりますね。買えないから眺めすぎて遅刻しそうになるなんてこともありました。

少し大人びると神社境内のお祭りも絶好の場所です。普段制服姿の同級生が私服を着て落ち合うとなにげに大人びえて、自分も大人になった気がしたものです。出店は的屋でしたが、夜の提灯とソースの香りでなにげにぼんやりと豪華に見えるのでした。半面、昼間の出店は魔法が解けたように寂しく見えたのです。

最後に意外なところといえば、運動会の会場外。校内では販売行為は禁止なので、外の路上でいろんなものが出ていました。今では考えられないでしょうが、休み時間に校内を抜け出して買いに行ったものです、銀玉鉄砲!もちろん見つかったらカミナリと没収でしたが。

たかが駄菓子やおもちゃですが、見る人にとっては、その裏に懐かしい香りがしてくることでしょうね。

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